昼下がりの紅茶とケーキ
コポ、コポ、コポ

使い慣れたマグカップにこれまた使い慣れたティーポットからお茶を注ぐ

ふわり

と香るダージリンの匂い。


時間は午後3時

コップを2個用意して

頂いたケーキを切り分けて

待つ


ほら、ドアを開ける音がする

階段を下りてくる


「遅れた?」
「いや。丁度だよ」


栗ケーキ

チーズケーキが好きな彼


貰ったの?

と聞けば

すこしおどろいて


どうしてわかったんだい?

と返ってくる


私がおかしくて笑うと

彼は不思議そうに首をかしげる


あなたの好みぐらい知ってるわ

と私は答えた。
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